目次

世界三大湖

世界でももっとも大きい湖です。

日本に住んでいると想像もつかないような巨大湖が世界には存在します。

三大、と言っても、湖の場合、広さで明確に順位付けできますので、

仮に広い順に並べますと、

1.カスピ海(ロシア・カザフスタン・トルクメニスタン・イラン・アゼルバイジャン)
  37.1万k㎡
日本の国土面積(37.7万k㎡)に匹敵

2.スペリオル湖(アメリカ・カナダ)
  8.2万k㎡
北海道の面積(8.3万k㎡)に匹敵

3.ヴィクトリア湖(ケニア・タンザニア・ウガンダ)
  6.9万k㎡

となります。

世界最大の湖は、1位のカスピ海が2位のスペリオル湖の4倍以上の広さを持ち圧倒的なNo.1です。

ただし、湖とするには広すぎる、湖水が塩水である(海水の1/3程度)のため、海だ、と周辺国が主張していたり、若干のトラブルの元にもなっていました。
※湖の資源や権益を得るには、湖だとすると慣例的に周辺国で等分されるが、海とすると沿岸線の長さに応じて得られるので、岸の沿岸線の一番短いイラン以外の国は海扱いしたいため

海と隔絶しているため、地理的な認識ではほぼ湖なので、世界三大湖に数えてよいでしょう(政治的な問題は置いておいて)。


カスピ海

カスピ海(カスピかい、ロシア語: Каспийское море、アゼルバイジャン語: Xəzər dənizi、ペルシア語: دریای خزر‎、トルクメン語: Hazar deňzi、カザフ語: Каспий теңізі、英語: Caspian Sea)は、ユーラシア大陸の中央アジアと東ヨーロッパの境界にある塩湖である。沿岸国の領海問題が複雑に絡みあうため、海とされることも湖とされることもある。湖としては、世界最大の湖である。

この湖に面している国は5カ国、ロシア連邦(ダゲスタン共和国、カルムィク共和国、アストラハン州)、アゼルバイジャン共和国、イラン(マーザンダラーン州など)、トルクメニスタン、カザフスタンである。国際法的な湖の境界については、5カ国が2018年8月12日に署名した協定で、完全に確定した。

主な流入河川にはロシア平原を縦断し北西岸から流れ込むヴォルガ川、その名の通りウラル山脈に端を発し北岸へと流れ込むウラル川、西岸のアゼルバイジャンより流れ込むクラ川、西岸のダゲスタン共和国から流れ込むテレク川などがある。流入河川は総計130本にも上るが、流れ出す河川は存在しない。これらの流入河川から流れ込む水量は年間300km3に及び、そのうち240km3はヴォルガ川から流入する水である。この流入分のほとんどはカスピ海上での大気中への蒸発によって失われる。カスピ海への降雨の5倍の水量が、蒸発によって空気中へと放出される。しかし、流出河川が存在しないこともあって、流入河川水域の降雨量の変動や集水域における灌漑面積の増大などによる流入水量の変動によって湖面は上下しやすく、過去何度も水面は上下を繰り返している。

アゾフ海とはヴォルガ川を介し、クマ=マヌィチ運河やヴォルガ・ドン運河によってつながっている。また、ヴォルガ川と流域の運河群によって、白海やバルト海とも水運はつながっている。

面積は日本の国土面積(377,835km2)よりわずかに狭い374,000 km2ある。水の量は78,200km3に上り、世界の全ての湖水の40%から44%を占める。湖全体の平均塩分濃度は1.2%と海水のほぼ1/3である。


スペリオル湖

スペリオル湖は、五大湖のうち、最大の面積を持つ。また、淡水湖としては世界最大の面積を持つ湖である。しかし、貯水量では淡水湖としてはバイカル湖 (23,000 km3)、タンガニーカ湖 (17,800 km3)に次いで世界3位となる。特に、世界一のバイカル湖にははるかに及ばず、五大湖全ての貯水量を合計 (22,464 km3)してもなお足りない。これは、上位2つの湖が構造湖であり、非常に深い水深を持っていることに理由がある。

スペリオル湖の名前は、五大湖のうち最も標高の高い位置にあることに由来して、フランス人の探検家達によって名付けられた (Lac Supérieur)。Supérieurには「上方の」という意味がある(英名のSuperiorも同じ意味がある)。

スペリオル湖の面積は約82,200km2あり、チェコ共和国の国土よりも大きく、北海道本島の面積より大きい。東西の長さは563kmで、南北の長さは257km。平均水深は149mで、最も深い場所の水深は406mである。水量は12,232km3。島嶼を含めた湖岸線の長さは4,393kmにのぼる。


ヴィクトリア湖

ヴィクトリア湖(ヴィクトリアこ、英語: Lake Victoria、スワヒリ語: Nyanza-Viktoria)は、ケニア、ウガンダ、タンザニアに囲まれたアフリカ最大(68,800 km2)の湖である。

ナイル川の主流の1つ、白ナイル川の源流となっている。面積は68,800 km2と、世界第3位、アフリカ1位の湖水面積を誇り、湖の中には北部に浮かぶウガンダ領のセセ諸島(英語版)や南部に浮かぶタンザニアのウケレウェ島やウカラ島をはじめとする約3,000の島々がある。南北は最大で337km、東西は最大で250kmである。集水域は184,000 km2におよび、湖岸3カ国のほかブルンジ、ルワンダにまたがる。湖岸線は4,828 kmに達し、そのうちの3.7%は湖に浮かぶ島々のものである。湖面はケニア(表面積の6%、4,100 km2)、ウガンダ(表面積の45%、31,000 km2)、タンザニア(表面積の49%、33,700 km2)の3カ国によって分割されている。ほぼ方形をしているが、北東部のカビロンド湾や南東部のスペケ湾、南部のムワンザ湾、南西部のエミン・パシャ湾などいくつかの大きな湾がある。湖の総水量は約2,750 km3である。